畳替え~お引越し編~

お引越し…
荷造り、引越し業者の手配、電気・ガス会社への連絡などなど
やらなければならないことが山積みですね。
また、賃貸住宅ですとアフターケアとして、畳の表替えと
襖や障子など建具の張り替えの手配が必要ですね。
今回は引越し時にスムーズに畳替えができるよう、ご案内させて
いただきたいと思います。

 まず、住宅の退去時に畳の修繕をしなければいけないかなど
どのような契約になっているか確認しましょう。
 次に公営住宅の大半は、退去時にお部屋を入居時と同じように復帰
させているか検査があります。
検査日や引越し日など、各所に確認して日程を確定しましょう。
 日程が決まったら、畳店に連絡して畳替えを依頼しましょう。
大抵は畳の表面の畳表を交換する「表替え」になると思います。
引越しの日程や検査日などを伝えて、畳替えに要する日数や費用などを
ご相談ください。
 例えば住みながら畳を替えるのか、家財道具を運んだ後に畳を替える
のかなど、ご都合に合わせてご提案致します。
 ただ、春先はお引越しが多くなりますので早めにご連絡いただけると
上記のようなご提案ができ、その選択肢も増えます。
引越し業者や検査日が決まる前でも予定として、ご連絡いただければ
畳店としても助かります。
 襖や障子など建具についても同様です。当店は襖や障子の張替えはできませんが、建具店や表装店をご紹介致します。
 お引越しが決まったら、無料で御見積いたしますので まずはお問い合せください。

古民家のリノベーション

近年 古民家のリノベーションのご依頼が増えています。 
リノベーションによって古民家がどう変わるのか…とて
もワクワクします。
古民家の持つ魅力やたたずまいを活かしつつ、生活しや
すいよう機能を充実させていくのは複雑でとても難しい
作業だと思います。
ご承知のように、古民家といってもいろんなタイプの家
があり、畳を使うこともあればフローリングに…という
こともあります。
今回は畳を使用し、奥行きを活かした和室の”醍醐味”を感じ
させる仕様となりました。

この眺めは和室本来の良さを実感していただけるのでは
ないでしょうか。

こうしたスタンダードな畳はもちろん、半畳サイズの畳縁
のない畳も古民家の雰囲気とフローリングとの調和、モダ
ンな感じが人気でよくご依頼をいただきます。
どちらも素敵ですね。

年数を経たお家のリフォームやリノベーションを考えら
れるとき、こうした古民家の事例を参考にされるとイメー
ジや夢が膨らみますのでおすすめです。

畳替え あるある

以前もお話したことがあるかもしれませんが…

畳替えのご依頼をいただき、畳を持ち上げたら
・シロアリが入ってしまい、座板や柱がボロボロに…
・シロアリじゃないけど柱が湿気や老朽化でギシギシ…
・このギシギシは畳じゃなくて座板や柱が原因だった…
などなど 単純に畳を替えれば万事解決!とはいかない
ことがよくあります。
そうなると、大工さんや工務店さん、害虫駆除の業者さ
んに手配し、改修してもらわないと…ということに。
これ、けっこう『あるある』なんですよ。
こういった事態になると、『この段階で気付いて良かった』
と思うしかありません。(実際 そうなんですよ)

上記のような問題がないとしても、畳替えをするとき、
畳の下である座板や床下を見ておくことをおすすめしてい
ます。
畳替えを良い機会として、ふだん目の届かない見えにくい
ところを見ておくことが家のメンテナンスにつながります。
心配なところを早期に修繕しておけば費用も抑えることが
できます。
畳に限らず、業者さんに来ていただく機会があったら、
周辺に問題はないか一緒に見てもらいましょう。

ふるさとのお家の修繕

もうすぐお盆を迎えますね。
ふるさとに帰省されるという方も多くいらしゃると
思います。
親御さんが健在でいらしゃる場合でも、現在誰もお住
まいではない場合も修繕が必要だと感じつつも、いざ
と思うとなかなか難しいところですね。

以前、当店にご依頼いただいたお客様も上記のような
状況で、畳替えをご希望でした。
お母様がご健在でしたが、全てを任せるのは負担が
大きく、かと言ってご自身の帰省の滞在時間では納品
など最後まで見届けることが出来ないということでした。
そこで 帰省の時期までに畳替えの内容(新畳or表替え、
素材選び(畳床、畳表、畳縁など)を電話で相談して、
帰省時に最終決定をして施工に入り、滞在中に納品をさせ
ていただくことにしました。
全てをご自身の目で確認しながら畳替えが出来たと喜んで
いただきました。
他にも、帰省時に打ち合わせをしておき、次の帰省に納品
するという依頼もあります。
特に誰もお住まいではないお家は傷みに気付くのが遅れて
大きな修繕が必要になる場合もあります。
お盆の帰省時はお家の点検をされてはいかがでしょうか
畳に限らず屋根や壁のひび割れなどチェックして、今では
なくても数年後は…という視点で見ておかれるのも大切です。
是非、ご検討・ご相談下さい。

「これってカビ?」 そんなときは…

どんなに気をつけていても 畳替え(新畳、表替え)を
してはじめての梅雨はカビが発生してしまいがちです。
カビが発生してしまったからといって自分を責めては
いけません。(奥様も責めてはいけませんよ)
自然素材ですから、仕方がないことなのです。
早く対処すれば、問題ありません。

① まず、ほうきなどでカビを掃き出します。
(掃除機を使うと目詰まりするため、故障の原因になります)
② 乾いたウェスやタオルなどで拭きます。
③ 天気が良ければ換気、雨なら除湿機やエアコン、
扇風機などで温度と湿度の上昇を抑えます。
④ 匂いが気になるようなら、消毒用エタノールを霧吹きで
スプレーし、拭きとる。(火気厳禁です)
6畳間で500mlぐらいが目安です。あまったら、冷蔵庫の
お掃除などに使えます。

とにかく、早く対処すれば大丈夫です。
気づかず放置すると、黒や赤いカビになってシミになってしまうので、和室の状態を毎日確認してくださいね。
お困りでしたら、お気軽に当店にご相談ください。

 

「カビ」を防いで快適に…

全国的に梅雨入りしましたね。
この時期、心配なのは「カビ」です。
食品には気をつけるのですが、畳の「カビ」には
無防備になってしまいますね。

さて、なぜ畳に「カビ」が発生するのでしょうか?
「カビ」の発生には3つの要因があります。
① 気温が(室温)20℃以上
② 湿度が60%以上
③ カビの餌がある(畳表の栄養分、食べこぼしなど)
上記の条件が揃うとカビが発生します。
畳替え(畳を新調、畳の表替え)をしてはじめての梅雨は
畳表などに栄養分があり、梅雨特有の気温と湿度の上昇が重なるので気をつけなければいけません。

上記の状況を避ければ、カビが大量発生することは防げます。
まず、天気の良い日は換気をして、風通しをよくしましょう。
除湿機やエアコンのドライ運転で室温と湿度の上昇をおさえましょう。(冬季は加湿をし過ぎないようにしましょう)
和室に洗濯物を干すのは控えましょう。

 

 

レッツ ダイビング!

大田市の自慢ポイントは数々ありますが、その中でも
「海の豊かさ」は満場一致で誇れるものだと思います。
四季によって多彩な表情になる海の景色、新鮮な海産物、
海水浴やサーフィンなど自然を楽しく体感できます。
そして、やっぱり王道はダイビングでしょう。
大田の海を案内してくださるのは『シーワーク』さんです。
ライセンスを持っている上級者さんから初めての方でも
楽しめるプログラムがあるそうです。
今回はダイバーの皆様に大田の海を満喫しつつ、一休み
していただく施設の畳替えのご依頼をいただきました。
海を楽しむ施設なので、海を連想するワクワクするような
印象の畳になれば…と ノリノリで提案をさせていただき
ました。
代表の清水さんはとても気さくな方で、前のめりな私たちの
提案を快く受け入れてくださいました。
ダイバーの皆様に「クスッ」っとしていただけたらうれしいです。

こだわりを愛着に…

近年 ご依頼いただく畳は半畳サイズで畳縁なし、畳表の目が
市松模様のように敷き込むものが増えました。
特に新築の家では、フローリングのスペースと自然に調和する
よう、上記の畳を選択される方が多いです。
い草の畳表だけではなく、セキスイやダイケンなどの化学畳表
を使うこともできます。
化学畳表はカラーが豊富で、家全体のテーマに合わせることが
できるので より理想的な空間を作ることができます。
今回はモデルハウスの4畳半の畳スペースに9色の畳を敷き込み
ました。
お客様が具体的にイメージできるよう、また楽しく選んでいた
だけるようにという工務店様の想いからご依頼いただきました。
このアイデアと配色は女性の営業の方が考えられました。
お客様の想いを形にするという気持ちが伝わってきます。
おもちゃ箱を開けた時のような、ワクワクが止まらない仕上がり
になりました。
ひとつひとつのものを「こだわって」「迷って」「選ぶ」
この積み重ねが「愛着」になるのかもしれませんね。

こんな選択もアリ!ですね

「大好きなものに囲まれて暮らす」
そんな風に生活できたら 毎日が楽しくて心身ともに
元気になれますね。
今回のお客様はお花とお気に入りのアンティークな様式の家具、
かわいらしいものが大好きなのだそうです。
大田市に移り住んで、自然を満喫する暮らしをしておられます。
お気に入りの家具に合わせて、建具などを白を基調に作り替え
るなど、少しずつ自分の好みにカスタマイズしているそうです。

今回は庭に面した日当たりの良い和室の畳替えをご依頼いただき
ました。
畳を替えたいけど、どうすれば好みの部屋になるのかイメージが
掴めないとのことで、下記の提案をさせていただきました。
 ・畳表をセキスイ美草のカラーから選ぶ
 ・畳縁を畳表と同色またはかわいらしいものにする
強力な助っ人、建具店のご主人と奥様のアドバイスもいただき、

こんなにかわいらしい畳になりました。
畳表はセキスイ美草のピンク、たたみ縁は大きな花柄です。
遊び心いっぱいなお部屋は これから長い時間を過ごす
お気に入りの空間になりそうですね。
とことん「好き」を追求する…こんな選択もアリ!なのでは
ないでしょうか。当店も楽しみながら作らせていただきました。
ありがとうございました。

美郷町K工務店

 大田市や美郷町では Iターンの方を応援する取り組みに
力を入れています。
 今回は、使われていない家屋をIターンの方に貸し出すための
修繕ということで新畳のご依頼をいただきました。

 以前に商売をされていたというこの家屋、後に別の場所に
店舗を構えたため、玄関や台所、水廻りなどリフォームと増築を
されてきたようでとても面白い造りになってます。
 和室は1階に四畳半が2部屋、2階に六畳間が2部屋となって
います。
 お客様と工務店様と相談し、1階の2部屋は真ん中の敷居を外し
1部屋にすることにしました。ガラッと印象が変わるのが楽しみ
です。
 もうひとつ、お部屋の印象を決めるポイントがあります。
それは畳縁です。今回のようなお宅では 家の雰囲気に合わせす
ぎると暗い印象になってしまいます。かと言って明るすぎるものや
かわいい感じだと浮いてしまいます。
 かなり迷われましたが、色味を渋く抑えた無地の畳縁を選ばれ
ました。

1階は

畳の敷き方をお寺の本堂や大広間のような同じ向きに並べるものに
しました。奥行きが出て広く感じますね。
後に壁を白に変えるのを見越して 畳縁は灰桜色という渋いピンク
を選ばれました。華やかな印象になりましたね。

2階は

 2階は、立派な床の間がついています。商売をされていた家は
2階にしっかりした客間をしつらえるのが多いようです。
窓がたくさんあるので、日当たりの良い明るいお部屋です。

立派な床の間にマッチするよう、若草色に。
落ち着きのある、和室の良さを感じる仕上がりです。
立派な床の間にマッチするよう、若草色に。
落ち着きのある、和室の良さを感じる仕上がりです。

 これから、住みながらプチリフォームをしていくそうです。
自分の生活スタイルや好みで 少しずつ『自分仕様』の家にしていく
のも、醍醐味ですね。
どんな風に、この家を変えていかれるのか、とても楽しみです。
ありがとうございました。