大田市や美郷町では Iターンの方を応援する取り組みに
力を入れています。
今回は、使われていない家屋をIターンの方に貸し出すための
修繕ということで新畳のご依頼をいただきました。
以前に商売をされていたというこの家屋、後に別の場所に
店舗を構えたため、玄関や台所、水廻りなどリフォームと増築を
されてきたようでとても面白い造りになってます。
和室は1階に四畳半が2部屋、2階に六畳間が2部屋となって
います。
お客様と工務店様と相談し、1階の2部屋は真ん中の敷居を外し
1部屋にすることにしました。ガラッと印象が変わるのが楽しみ
です。
もうひとつ、お部屋の印象を決めるポイントがあります。
それは畳縁です。今回のようなお宅では 家の雰囲気に合わせす
ぎると暗い印象になってしまいます。かと言って明るすぎるものや
かわいい感じだと浮いてしまいます。
かなり迷われましたが、色味を渋く抑えた無地の畳縁を選ばれ
ました。
1階は
畳の敷き方をお寺の本堂や大広間のような同じ向きに並べるものに
しました。奥行きが出て広く感じますね。
後に壁を白に変えるのを見越して 畳縁は灰桜色という渋いピンク
を選ばれました。華やかな印象になりましたね。
2階は
2階は、立派な床の間がついています。商売をされていた家は
2階にしっかりした客間をしつらえるのが多いようです。
窓がたくさんあるので、日当たりの良い明るいお部屋です。
立派な床の間にマッチするよう、若草色に。
落ち着きのある、和室の良さを感じる仕上がりです。
立派な床の間にマッチするよう、若草色に。
落ち着きのある、和室の良さを感じる仕上がりです。
これから、住みながらプチリフォームをしていくそうです。
自分の生活スタイルや好みで 少しずつ『自分仕様』の家にしていく
のも、醍醐味ですね。
どんな風に、この家を変えていかれるのか、とても楽しみです。
ありがとうございました。